WEB漫画「夏の音が聴こえた瞬間(とき)」あとがき

聴覚障害者ママと健聴者の子供には見えないコミュニケーションの壁がある。

コミュニケーションの壁。それは障害についての話をすることからはじまって、

手話を使う・筆談を使いながらお互いの言いたいことを理解し合うことが必要。

少女時代のミキティはうまくしゃべれなったので

うまく相手に伝わらずイライラして相手に噛み付いたことも少なくなかった。

母はミキティのことを「かわいそうではない。」

「これは我侭なあたしに神様が与えた試練。」

「あんたみたいな子をあたしの子供として生まれてきたことを神様に感謝してる。
だからあんたは失敗作として生まれてきて神様は
難しいあたしが親としてどう力を発揮するのか試してる。
だからあんたは耳がきこえないのは私に与えた試練」

ミキティはそう言う母の背中をみて育ったので障害に対して苦痛とは思わなかったのですが、

やはりコミュニケーションが取れないものは苦しいもの。

そこで家族が一体となって壁を乗り越える。

家族がひとつになれることで絆が生まれる。

この漫画で伝えたかったものです。